★パソコンウイルス感染詐欺について(横浜市消費生活センター)

パソコンを使っていたら突然画面に「ウイルスに感染した」との警告が現れた。その後、大手ソフトウェア会社の連絡先が画面に出てきたので、その番号に電話したところ外国人らしき人が出た。遠隔操作で確認するためのセキュリティソフトの購入を勧められ、言われたとおりにコンビニの電子マネーを購入し数字を入力したが、これで本当に回復するのだろうか。

 

これは最近多く発生している事例で、広告画面等を利用してウイルスに感染しているように思わせたうえで、大手ソフトウェア会社を名乗って信用させ、電子マネーを使ってお金をだまし取る手口です。実際に存在する会社のロゴと似たものを使用しているので、だまされてしまうことが多いようです。

「ウイルスに感染した」と言われると慌てて画面の指示に従いがちですが、このようなケースではブラウザーの終了かパソコンの再起動で回復する場合がほとんどです。

対処方法については消費者庁のサイトに掲載されています。センターのホームページでも関連サイトへのリンクを貼っていますのでご確認ください。


消費者庁から消費者の皆様へのアドバイス

○ 実在する日本マイクロソフト株式会社やその関連会社が、突然パソコンに警告を表示して消費者に電話をかけるよう求めるようなことは一切ありません。警告と共に電話をかけるように求める表示を見ても絶対に連絡しないでください。

 「Ctrl」「Alt」「Del」の3つのキーを同時に押して「タスクマネージャー」を起動し、ブラウザーソフトを選択し、「タスクを終了」すると偽警告画面を閉じることができます。(日本マイクロソフト株式会社資料から)

 偽警告画面が閉じない場合は、マイクロソフトカスタマーサービス 電話番号0120-54-2244 に問い合わせしてください。

○ 前払式電子マネーを購入させてそのコード番号を連絡させることは、典型的な詐欺の手口です。このような支払方法には応じないでください。

 

※令和5年10月19日に「偽のセキュリティ警告画面の消しかた」を追加しました。「Alt」と「F4」のキーでは偽警告が閉じない場合、「ESC」のキーを2~3秒間押下(長押し)して偽警告を閉じるようにしましょう。


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